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突然に亡くなったいた父親の借金返済が来た場合の相続税はどうなるのか?

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突然に亡くなったいた父親の借金返済が来た場合の相続税はどうなるのか?

突然に亡くなったいた父親の借金返済が来た場合の相続税はどうなるのか?

2024/12/03

知らないうちに莫大な借金を相続する!? 相続放棄でリスクを回避する方法
 

親族が亡くなり、突然相続人になったと知らされると、多くの人は「財産を相続できる」と考えるかもしれません。

しかし、相続には「資産」だけでなく「負債」も含まれることを知っていますか?被相続人(亡くなった人)が残した負債を知らないまま相続してしまうと、想定外の借金を背負うことになるリスクがあります。

 

特に両親が離婚して長年連絡を取っていない父親の死後、多額の借金が判明するケースでは、冷静な判断と迅速な対応が必要です。

 

この記事では、こうしたケースで活用できる「相続放棄」という手続きについて、そのメリットやデメリット、具体的な対応策を解説します。

 


1. 相続放棄とは?

相続放棄とは、法律で定められた相続の権利を全て放棄する手続きのことです。これを行うと、被相続人の財産も負債も一切引き継がない状態になります。

相続放棄の基本的なポイント

  • 期限:相続放棄の申し立ては、相続の開始(通常は被相続人の死亡を知った日)から3か月以内に行う必要があります。この期間は「熟慮期間」と呼ばれ、財産や負債を調査し、相続するか放棄するかを判断する時間です。
  • 対象:放棄は全ての相続財産が対象となり、財産のみ相続して負債を放棄することはできません。
  •  

2. 相続放棄のメリットとデメリット

(1) メリット

  1. 負債を相続しない
    相続放棄を行うことで、被相続人が抱えていた多額の借金を引き継ぐリスクを完全に回避できます。
  2. 家計を守れる
    借金を相続した場合、返済に追われて家計が圧迫される可能性があります。放棄すれば、家族の経済状況を守ることができます。
  3. 手続きが比較的簡単
    相続放棄は家庭裁判所に申し立てを行うだけで済むため、専門家の支援を受ければスムーズに進められます。
  4.  

(2) デメリット

  1. 全ての相続財産を放棄する
    負債だけでなく、現金や不動産などの財産も相続できなくなります。
  2. 放棄後の次順位者への影響
    相続放棄をすると、次順位の相続人に負債が引き継がれます。兄弟姉妹やおじ・おばなど親族への影響を考慮する必要があります。
  3. 後から取り消しできない
    一度相続放棄を行うと、原則として撤回できません。熟慮期間内に慎重に判断することが重要です。
  4.  

3. 両親が離婚し、長期間父親と連絡が取れない場合の対応策

(1) 父親の死後、相続人になった場合の問題点

両親が離婚して長期間連絡を取っていない場合、父親の資産状況や借金の有無を全く知らない可能性があります。父親の死後、突然相続人になったことを知り、後になって多額の借金が発覚するケースも少なくありません。

 

(2) 対応策:相続財産調査を迅速に行う

相続放棄を検討する前に、被相続人の財産や負債の全体像を把握することが重要です。具体的には以下の方法があります:

  • 財産目録の作成
    被相続人の預金通帳、不動産登記簿、生命保険契約書などを確認し、資産の内容を把握します。
  • 債務調査
    金融機関やクレジットカード会社、ローン会社から取引履歴を取り寄せます。また、未払いの税金や公共料金の請求書も確認が必要です。
  • 信用情報の調査
    信用情報機関に問い合わせることで、被相続人の借金状況を確認できます。
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(3) 財産よりも負債が多い場合の判断

調査の結果、負債が資産を大幅に上回る場合は、相続放棄を選択することでリスクを回避できます。この場合、速やかに家庭裁判所での手続きを開始することが求められます。

 


4. 相続放棄の手続き方法

相続放棄を行うための具体的な手順は以下の通りです:

  1. 家庭裁判所への申し立て
    相続放棄の申し立ては、被相続人の最終住所地を管轄する家庭裁判所で行います。
  2. 必要書類の準備
    • 相続放棄申述書
    • 被相続人の戸籍謄本
    • 申述人(相続人)の戸籍謄本
    • 被相続人の財産や負債を示す資料
  3. 裁判所からの確認
    家庭裁判所から通知が届き、面接や補足書類の提出を求められる場合があります。
  4. 相続放棄の受理
    裁判所から受理通知が届けば、相続放棄が正式に認められます。
  5.  

5. 専門家に相談するメリット

相続放棄には期限や手続き上の細かいルールがあるため、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。特に以下の場合には専門家の助言が重要です:

  • 財産調査が難航している場合
  • 他の相続人との連携が必要な場合
  • 次順位者への影響を最小限に抑えたい場合
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6. まとめ:相続放棄で家族の生活を守るために

被相続人の財産が負債超過だった場合、相続放棄を活用することで多額の借金を回避することができます。しかし、財産と負債の全体像を迅速に把握し、慎重に判断することが求められます。両親が離婚して長期間連絡を取っていなかった場合でも、適切な調査と専門家のサポートがあれば安心して対処できます。

 


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