東京にお住いの方の相続開始から相続税申告提出までの流れ

お父さんが入院中に亡くなった後、死亡診断書を受け取ってから納骨までに行うべき手続きについて、ここでは素人でも分かりやすく解説します。これらの手続きをしっかりと理解し、順序を踏んで進めることが大切です。また、税務署に相続の申請を提出する期限についても触れます。

 

1. 死亡診断書の受領

まず、最初に行うべきことは、病院から死亡診断書を受け取ることです。この書類は、死亡した事実を証明するための重要な書類です。死亡診断書を受け取らないと、他の手続きが進められません。

受け取り方法：

• 病院で死亡診断書を受け取ります。死亡診断書には、死亡日時や死因が記載されています。
• 自宅で亡くなった場合や病院外で亡くなった場合は、検案書を取得することになります。警察の調査が必要な場合もあります。

 

2. 遺体の搬送手配

死亡診断書を受け取った後、遺体を搬送する手配をする必要があります。病院から自宅や葬儀場への遺体の移動を手配します。この段階では、葬儀社に連絡し、遺体搬送を依頼します。

手配方法：

• 葬儀社に連絡：葬儀社は、遺体の搬送手配を行ってくれます。葬儀社によっては24時間対応しているところも多いため、夜間でも安心して依頼できます。
• 搬送に必要な書類：死亡診断書を基にした搬送の手続きを進める必要があります。

 

3. 葬儀の準備

遺体が搬送されたら、次に行うのは葬儀の準備です。葬儀の形式や規模について家族と相談しながら決定します。葬儀社に依頼することで、詳細な手配や準備をサポートしてくれます。

葬儀準備項目：

• 葬儀形式の選定：仏式、神式、キリスト教式など、家族や故人の宗教的な希望に合わせた葬儀形式を選びます。
• 葬儀場の手配：多くの葬儀社が葬儀場の手配をしてくれます。
• 参列者への通知：親戚や知人に葬儀の案内を送ります。

 

4. 火葬手続き

葬儀が終わった後、遺体は火葬されます。火葬を行うためには、火葬許可証が必要です。この許可証は、亡くなった後に市区町村役場に死亡届を提出することによって取得できます。

手配方法：

• 死亡届の提出：死亡届を市区町村役場に提出し、火葬許可証を受け取ります。
• 火葬日程の調整：葬儀社が火葬の日程を調整してくれます。

 

5. 納骨の手続き

火葬が終わった後、遺骨は納骨する必要があります。納骨先は家族の実家の墓地や新たに購入する墓地、永代供養を行う墓地などが考えられます。納骨の手続きも葬儀社や霊園管理者に相談して進めます。

納骨の手続き：

• 納骨先の選定：故人の希望や家族の意向に沿った納骨先を選びます。
• 納骨式の準備：納骨に際して、僧侶による読経や、宗教に則った儀式を行います。

 

6. 相続手続きの開始

葬儀が終わり、納骨が完了した後、次に進むべき手続きは相続手続きです。相続手続きには、相続人の確認、遺産分割協議の実施、相続税の申告などがあります。

必要な書類：

• 死亡診断書：相続手続きの基礎となる重要な書類です。
• 戸籍謄本：相続人を確認するために必要です。
• 遺産目録：故人が所有していた不動産や預金、株式などの遺産をリスト化します。

 

7. 税務署への相続申告

相続税を申告する必要がある場合、死亡後10ヶ月以内に税務署に相続税の申告を行わなければなりません。相続税の申告は、相続財産の評価を行い、相続人ごとの税額を計算して提出します。

申告手続き：

• 申告期限：相続開始日から10ヶ月以内に税務署に相続税の申告を行います。
• 必要書類：相続税の申告に必要な書類は、相続財産の明細書、遺産分割協議書、遺産の評価証明書などです。
• 税理士の利用：相続税の申告は複雑であり、税理士に依頼することが一般的です。専門家の助けを借りて、正確な申告を行いましょう。

 

まとめ

以上のように、亡くなった後には多くの手続きが待っています。死亡診断書を受け取ってから納骨までの手続きは順を追って行うことが大切です。そして、相続税の申告を10ヶ月以内に行う必要があるため、早めに準備を進め、必要な書類を整えて申告を行うことが重要です。

 

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